歌詞
Bloody Sword 「 東方妖艶録」
2:夜王
ゆらりふわり揺れる、赤い糸が途切れる
セピア色思い出・・ただ時だけ流れる。
繰り返す日常、貴方描く純情。
白い部屋の壁は妄想だけで極彩。
「さよなら。ごめんね」だけの別れ
消えるわけないよ・・・声。 叶わない恋と理解しながら
この場所に来ると思い出すでしょう。
巡る春風に恋焦がれゆく
二度と戻らぬ貴方だけ思い。
繰り返す日常5度目の春香る
亡き貴方を思い、ただ運命を呪う
「さよなら。ごめんね」だけの別れ
消えるわけないよ・・・声。
逃れ得ぬ定め受け入ながら
この季節の度、思い出すでしょう。
巡る色彩に恋焦がれゆく
二度と出会えぬ貴方を思い。
3:少女が見た都会の情景色
真冬の風 身にしみる 早朝の溜息、虚しい風景
「お前だけ」と 深夜コールにとびつき馬鹿みたい。
おそらく、きっと、これは性分、必要にされたくて。
濡れた雌しべを突かれる時だけ“存在”確かめる
痛くして良いの身体なら
心けはもっと優しく抱いて
「あいつは誰にでも、嗤う開く“花”だと」噂話耳にしては泣いた振りする
捨て猫のように味わう独りは嫌よ、甘い言葉くれる人に濡れた瞳贈る…。
平等。皆、趣くまま 野性のような愚者見下して、
王妃を気取って演じてるのよ 娼婦に似た私
「都合の良い馬鹿な女」だと
蔑む(さげすむ)のなら心を濡らしてよ。
泣いて、泣いて、泣き疲れて朝を迎えた
「悲劇のヒロイン」を自嘲(じちょう)気味に笑うの。
そんなふうに、一人だけで 演じていれば
まだ見えぬ運命の人 叱ってくれる?
4:クリシェの嘆き
Ah 色づく木々をすりぬけて
また季節が 僕だけ置いてゆく
手のひらに 落ちた粉雪が
何故こんなに 儚くとけてく?
何度も繰り返し わかったフリをしてた
答えはいつも 風に消えていく
あの日々の思い出を 白い雪が隠してくけど
君だけが 詳明な
幻想のように 浮かんで消えた
Ah 凍え る指にからみつく
柔らかな ほほに触れた記憶
手のひらに 落ちた水滴は
感触まで 流してはくれない
何度もあきらめて 利口なフリしてた
答えはいつも 風がさらってく
あの日々の思い出が 夜の闇になくしてたけど
僕だけが モノクロで
幻想のように 浮かんで消えた
本 当は気づいていた、でもやりきれなくて
Oh I need you I FOR YOU
風がさらってく
あの日々の思い出が 夜の闇になくしてたけど
僕だけが モノクロで
幻想のように 浮かんで消えた
6:Devil eye
ああ、うれい含ませた。青いカラコン、綺麗でしょ?ね?
そう、私は嬢王、欲の街を支配する者。
15の夏に、一人で生きると
「あの家」を出て、夜に染まった。
やがて掃き溜めの腐った日々重ね
この手に掴んだ 地位、名声と金
ああ、ティアラで飾った。プラチナの髪、綺麗でしょ?ね?
そう、自尊満たすため、いいよる男腐る程いる。
家もドレスも指輪も車も
全て手にした、私は嬢王。
でもね、何故かふと、ひとりきりの部屋で
泣きたくて、満せないのは心?
まだ少女のまま、化粧を覚え
汚れた夜を生きてきたから
素顔忘れた 馬鹿な御姫様
誰か私の本当みつめて
一夜限りは氷りに溶かして
癒せぬ過去は鞄に仕舞った。
そうね、逃げていた虚構の世界へ
本当は泣き虫少女のまま
愛さえ知らずに疑似恋愛、重ねて
空虚な世界を生きてきたから
名前も忘れた哀れな御姫様
誰か私の本当を抱いて
7:少女がいない
CRY FOR YOU 狼少女は笑えるの
なくしてた火照り くれる誰かに
あの人みたく キスしていいよ
上書き出来るなら ば・・・
今すぐその指で なぞってよ
この奥加速する鼓動が
ぬるい愛だけじゃ足りない
熱い媚薬を届けてよ
CRY FOR YOU 狼少女は甘えるの
なくしてた刺激 くれる誰かに
もっと強く犯してほしい
思 い出かき消して
今すぐその指で 確かめて
この奥溢れる衝動を
すくってそんなキスだけで
ねえ?も う終わりじゃないでしょう?
CRY FOR YOU 狼少女は涙する
あぁ いつかの記憶 かけらを探し て
もうこんなに 疼いてしまう?
上書きして誰か。
CRY FOR YOU 狼少女は笑えるの
なく してた火照り くれる誰かに
あの人みたく キスしていいよ
上書き出来るならば・・・
CRY FOR YOU
Bloody Sword 「 東方歌劇曲」
2:秋の夜想曲
Ah・・・ 時の流れを もう止められずに僕は
虚ろな心かかえて この夜に叫ぶ
貴方が消えたこの部屋からは
ぬくもりさえ見つけられず
Tears falling down oh・・・
降りそそぐ涙が 心を溶かす
残酷に求めるまま 解き放つ
重なりあう枯葉をあつめ
ああ貴方に届け
Ah・・・ 時の荒野に 立ち尽くしてる僕は
忘れた痛みでさえも
十字を刻む
止まない雨が 足跡を消し
彷徨うほど 遠くなり
Time after time oh・・・
降りそそぐ涙は 心とともに
秋風が奏でるまま夜想曲<セレナーデ>。
落葉を流す朱の街路樹に
ああ貴方を重ね
貴方が消えたこの部屋からは
ぬくもりさえ見つけられず
Tears falling down oh・・・
3:喪われた人格に捧げるファラウェル
障気が立ち込む、腐乱臭の河。
生命を拒絶した、赤い月笑う。
腐った魚のようなこの目で
救済の蜘蛛の糸、捜し求めてる。
誰もが泳ぎ方も忘れて群れに飲まれる。
泳ぎ疲れて思考を奪う死の水の中
声にならない心の嘆き飼殺したまま惰性で生きる
それでも群れて生きるしかない、騎士たる一分回遊魚。
貴族の宴の後に残された
残飯を眺めては自分を重ねた。
統率されて死にゆく個性、騎士道の罪
戒律により思考を奪う楽園の罠
声にならない心の矛盾、飼殺したまま蛇足と捨てる。
しかし模範と生きるしかない、騎士たる一分回遊魚。
4:「Bloody Knight」
切ない夜 愛さえ知らない
狂える夜 壊したい・・ああ
虚ろな夜 亡くし足りないの?
ずっと見てるわ 貴方を・・・
切ない夜 言葉はいらない
狂える夜 心凍える
虚ろな夜 終わりじゃないでしょ?
時よ止まれ 貴方なら・・・
乾いた吐息が 消えないうちに
無くした欠片も 見つかるの?
隠したナイフが 錆びつく前に
犯した罪さえ 永久に眠れ!
Bloody Knight Sword
悲しい嘘 知らないフリして
優しいkiss 哀れピエロね
孤独な夢 踊り続けるの
月が見てる 私だけ・・・
切ない夜 血塗られたナイフと
貴方を送る鎮魂歌<レクイエム>
虚ろな夜 失いし現実
永遠に踊ろう幻覚舞夢<マイム>・・・
6:憎しみの妄想病
貴方が引越したアパートの燃えるゴミの日、月と木曜。
ダラシナイ貴方のために
中身チェックするわああん。
昨日、貴方の帰宅前、茶髪の女が来たわよ。
浮気じゃないと思うけど、私が帰らしたわよ!
去年の記念日、贈った、ああ、銀の指輪、
何故かしら初心な貴方、まだ一度もつけてくれない・・。
愛する喜びをくれた、
貴方を死ぬまで見守ってあげる、
携帯に保存した貴方の、
声「警察呼ぶぞ!いいかげんにしろ!」。
病み・切る・膿む・蟲・死ぬ・死ね・好き
貴方が越したアパートの燃えないゴミの日は金曜日。
でも私からあなたへの視線はいつも熱線。
今年の記念日、歌った、あー、愛の歌、
どうしてかしら受話器の奥の貴方ずっと
・・・怯えていたの・・。
愛する喜びをくれた、貴方を隠しカメラ<モニター>で
見守ってあげる、
携帯に保存した貴方の、声「ごめんなさい、もうゆるしてください」。
7:愛の監獄
籠目・・・籠目・・・愛の監獄「ジェイル」縛った
僕の心を・・・・
幾度となく降る雨
痛みに囚われた僕だけの幻想
癒されぬまま朽ちていく
狂気にふれた僕は君を想う。
独空に響け声よ、例え君に届かぬとも
叶わぬ恋心捨てきれずに
募った思いにまだ胸が痛い
哀しみが花を咲かせられるなら
君を忘れられる気がするのに
瞼閉じれば今も浮かぶ
君の幻想に囚われた僕は
忘却を願う心の裏で
真実を知る君に怯えていた。
季節は巡りくる
この恋は止まっているのに